何で怒らない?
タイトルは、最近私がママ友さんから言われた言葉です(笑)
子どもが水をこぼす、片づけをしない、妹を叩くなどしても、基本的には私は怒りません。
何故か?
・・・
・・・
・・・
怒っても効果がないから
(=怒った原因は、なくならない。そして、怒っても子どもはまたそのことをするから)
怒りは、子どもの状態に対して怒っているようだけれど、結局は大人(親)の都合だと思うのです。
怒る人の思考パターンの一例を記すと
例えば、「子どもが何度も水をこぼす」という状況に対して、「こぼすと拭かなければいけない」とか「こぼすことでお気に入りの○○が濡れた」等があったとします。
でも、当のこぼしている子ども本人は、「コップを傾けるとこうやって水が落ちる」ことを楽しんで学んでいるのかもしれませんし、「水が落ちた後の水野広がり方が不思議」なのかもしれません。(これはまだ子どもが言葉を話せない場合などは観察して察するしかないですが)
そこで母親が怒ったとして子どもはどう思うでしょう?
例1「ママが怒った→怖い→萎縮してすべてのことをママの顔色を伺うようになる」(ちょっと大げさに書いてます)
例2「ママが大声を出している→いつもと違う→今は辞めておこう。でも、またあとでやろ~」
例3「ママが怒った→ママが怒った顔はいつもと違う。面白い」
こんな風に子どもは感じるかもしれません。
例2・3のように感じた場合には、間違いなくまたやるでしょう(苦笑)そして、ママが怒る?
例1の場合は、やらなかったとしても、自主性がなくなるかもしれません。
この中で望ましいものはどれか?
もし、自分の子育てにとって望ましいと思うものがあればそれを選択すればいいと思うのですが、私ならば、別の方法をします。
繰り返し繰り返し、淡々とダメな事を伝える。(繰り返しは何より子どもにとっての学習効果があると思います。親は大変なんですが。)
水をこぼさず、机の上にコップを置いたときにたくさんほめる
そもそもこぼされても良いように、子供用の椅子の下に100均で買った(ちょっとかわいい)ミニレジャーシートを敷いておく。
こぼしたときは、一緒に雑巾で水を拭く練習とする
こんな感じで対応します。
あとは、自分自身に対しては、
「なぜ怒りそうになったんだろう?→あ、疲れてるんだな→休もう」
であったり、
「怒る→反省→子どもにきちんと謝る。状況を説明する」
であったり、
「”水をこぼしてはいけない”と思う自分の認識・価値観があることに気付く」
場合も有ります。
そんなことを繰り返し繰り返ししていくうちに、怒ることが減りました。
怒るという感情を通じて自分自身と向き合い、起きてしまった事柄に対して子どもの学び、成長の機会とする
これが私が心がけていることです。
言葉で言うのは簡単。
でも、心がけていても時々は起こりたくなっちゃうときも有ります。特にもう何もやりたくないほどに疲れているとき(^^;)
そんなときは、事前に子どもに「ママドカンしていい?」と聞きます。そして、「ママ、疲れちゃったから早く休みたいの。お片づけできてないこの状況だとママドカンって起こりたくなっちゃうかもしれないから辞めてもらえるかなぁ?」と伝えると大抵は片付けてくれるであったり、辞めてくれます。
小さい子どもと思って侮るなかれ。
きちんと子どもであっても1人の対等な人として接することでこちらの言葉や意図もちゃんと理解してくれるようになります。
子どものおかげで私も成長させてもらってます^人^