夫の協力は妻次第!?子どもの協力も母次第!?
たまたま同じ会社の別の職場の子育て世代の人と話す機会がありました。
そこで気になった事が一つ。
それは、妻側の発言で「夫が家事育児に積極的でない。どこか他人事だ」と少し怒りのような嘆きを伝えてくる女性が数人。
一方で、夫側の立場の人で「妻が1人目出産のときに大変そうだったのを見ていて、「何か手伝えればと思うけど、どうしてほしい?」と妻に聞いたところ、「育休が取れるならとって欲しい」と言われたのでとりました」という男性が数人。
・・・・?あれ?
このセリフからは、男女だけではくくれない何かがあるように感じました。
妻は専業主婦として、家事育児をすることが当たり前だった親世代以前の人たち(50代以上?)と今現在の20代・30代の子育て世代はやはり子育ても仕事も育児も様々なものが変化していると思います。
だからこそ、一方で男性が専業主夫になるというのもネットで見れば、数は多くないものの、それほど珍しいものでもないようになりました。
夫婦、親子の価値観が大きく変わっているように感じます。
その中で、「夫が○○してくれない」と会うたびに話している人は夫に対してもしかしてそのまま不満をぶつけているのではないだろうかと感じ、聞いてみたことがある。
すると、「○○してくれないの?」等”して当然”が前提にある否定的なニュアンスの言葉を伝えていたという人が数人いました。
私は普段かなり意識して子どもや主人に対しての言葉は気をつけていますが、「対等」であると、まず命令形がなくなる印象があります。
例えば、こんな形のものが命令形かなと私は思います。
「○○しなさい」「○○したの?」「○○やってよ!」
一方で対等であり、相手は相手の都合があると思っての場合だと、依頼形や許可を求める、自分の意思を伝えるような形になるのかなぁと思います。
たとえば、
「○○してもらえる?」「私は○○したいけど、どう思う?」「(私)○○するね!」
と言った具合。
相手を尊敬する気持ちがあると、それは言葉にも丁寧な言葉となって表れると思います。(言葉を正すと尊敬が深まるというのもまたありますが)
数人の女性の発言からは、夫を尊敬するというよりは、夫を否定しているとか、ダメダシをしているように感じました。
「○○して当たり前なのに、○○していない」
というようなニュアンスでもし、言われたら私なら、嫌な気持ちになります(たぶん、そういわれて嬉しくなる人もいないと思いますが)
子どもと接していると感情がそのまま出てくるので判りやすいと思いますが、
例えば、
「○○してくれる?」「いつならいい?」等聞いていると、(思春期は除いて)ある程度肯定的な答えが返って来る場合が多いと思います。(集中していて無視、意図的無視を除く)
でも一方で、
「○○したの!?」「○○してないの?ダメねー」
等否定や叱られると、脳は萎縮してしまいます。
その結果、
「うるさいな!」「後でやる!」「ほっといて!」
なんて言葉として返って来たり、いやな対応になることが多いと思います。
夫も身近な存在ではあるけれどもやはり感情ある人間です。
私たち家族は、とにかくお互い尊重することをなるべく大事にしています。
家族でも「やって当たり前」は、ない。
小さなことでも「やってくれてありがとう」を必ず伝えるようにしています。
「褒めて伸ばす」
ありふれた言葉ですが、やはりそうだなぁと日々子どもや主人と接していて感じるのです。
子どもが生まれ、子どもの成長のたびに親は親として成長し、もちろん子どもは子どもとして成長しています。
もし妻・母親がガミガミ言っているようであれば、やはり嫌な空気が出てくるかと思います。夫に対してやってもらえないと嘆く前に、変わって欲しい側(妻)が対応を買えるほうが変化が早いです。(他人と過去は変えられないですからね)
どうすればやってもらえるか考える
何故家事・育児をしないのか?できないのか?したくないのか?分からないのか?お願いされたいのか?(お願いされるのを待っている(笑))
夫のパターンを考えることがまず先かもしれません。やり方はもしかしたら子ども以上に丁寧に伝えないと分からないかもしれません。大人だからコレぐらいできるだろうは一回頭から外して、0ベースでやってもらえるやり方を考えましょう。
家事・育児のどのレベルをやって欲しいのかを伝える
いきなりハードル高いのは無理です。何も預かったことないのに、今日一日出かけるから、0歳児のお世話よろしく~、は無理でしょう。10分家事の間遊んでいてもらう、30分外出時に見ていてもらう、1時間見ていてもらう・・・ちょっとずつステップアップが必要だし、何をやって欲しいのか妻側が分かっていないこともあるかもしれません。なんとなくの不満を伝えているならもったいない!
ゴミすてをして欲しいとか、休日は1・2時間子ども達と外遊びをして欲しいとか考えてみることで具体的なイメージが沸き、それを伝えることができるかもしれません。
妻側が頼んだことに対して、無理といわれたら、そこから交渉開始(笑)
お互いに納得できる妥協点は話し合いで突き止めましょう。この過程を省いているような印象を受ける方もいました。長く一緒にいるならば、お互いの価値観、考え方をすることは大事です。一回無理だといわれたから諦めるは早すぎると思います。こちらのしたいことを伝え、相手にもして欲しいことを伝える、そのやり取りが夫婦の絆を深めると思いますし、お互いを理解することに繋がると思います。
夫婦の子どもですから、妻のみが全てをやらなければならないというわけではないはずです。共にOKできる方法を探すのが大事かなぁと思います。
やって欲しいことを実現する機会を作る
これが意外と作っていない印象。パパに不満を言うけど、そもそもママが結局すべてやってしまっていて、パパの出番がないとか。意識してママが外出する間パパにお願いするなどの機会を作らないとチャンスがないと思います。
その場合、妻は「自分ばっかり大変なのに!」と大抵感じるようです。でも、夫側からすると、「頼ってもらえない。シュン」ってなっているかもしれません。男性は頼られると嬉しい人も多いみたいなので、妻側が頼ってお願いしてみるという方法をするだけで、「よしまかせとけ!」ってなってすぐに解決するかも。
いづれにせよ、チャンスは大事ですよね。(家の中にいて、洗濯物を干す間見ていてもらうとかならそんなにハードルは高くないはず)
やってくれたら(できばえはどうであれ)感謝を伝え、助かった点を伝える
やってもらえなければ、自分(妻)がやっていた。それを夫がやってくれたので、○○ができた等プラスのフィードバックを返すこと。できばえに対していちゃもんつけないことが大事かなぁと。「○○してくれれば」って思っても、言葉には出さないで、「ありがとう」を伝えることってちょっと難しいけど、とても効果があると感じています。
褒められる、認められると人は、やる気になるので。
例えば、自分が苦労して作った料理を、食べてから「さっきの○○、もうちょっと塩加減が・・・見た目が悪いよね」とか言われたらどう感じますか?(^^;)
イラっとしません?(笑)
それと、同じだと思います。
やってくれた「こと」に対してありがとうで、「できばえ」は二の次。
シンプルですが、意外といつでもできるかと言うと難しい。意識あるのみです!
命令形ではなく「依頼形」。過度な期待もしない。
「ねぇ、○○してよ!」「○○やってくれないの?」と言われてやる気がおきますか?起きないですよねぇ~
なので、「○○してもらえる?」「○○やってくれたら嬉しいな」等、依頼の形をとりましょう。今は無理と断られたら、別の方法を頼んでみたり、又「今度お願いしていい?」と別の機会の許可をもらったりすることもできます。
今何が何でもやらせなければ!とかやってもらわないと!など力むとまた伝え方も力が入りますので、「やってくれたらラッキー」ぐらいの軽い気持ちで依頼しましょう(笑)どうせやってくれないのだったら自分がやるだけなので、やってくれたら助かるだけですから^^
このあたりは長年の思考の癖や習慣なんかも関係してくると思います。
この通りやらないといけないというわけではなく、あくまでもりりの主観であり、心掛けていることの一例です。
やっぱり、夫婦仲良く、親子仲良くがいいじゃないですか^^
わが家のモットーは「明るく笑いの耐えない家庭」ですから、それを達成するために相互に話し合うことは大事な事と位置づけていますし、それぞれ子どもも親も自立した(自立レベルは異なりますが)個人ですから、子どもであっても親の所有物ではないと考えます。
しつけとして厳しく叱咤激励するよりも、今の時期にはいいところをどんどん褒めて、良い行動をどんどん褒めて認めていくことのほうがよりよい生活習慣などが身についています。
のびのびと子どもがお片づけや家事をやってくれているのを見ると、子ども自身の身にもつくし、私も大助かりで幸せだなぁと思います。
女性の先輩方に面と向かってはいけなかったけれど、母・妻が変われば、家庭は代わると思います♪(もちろん、夫側からでも変化がありますが)
ようは気付いた人が行動を起こすと変化は加速すると思います♪
長くなりましたが、今日も素敵な一日を!