わが家の子どもへの誕生日プレゼントは一味違う?
息子の誕生日。
3歳になった頃からわが家の子どもへの誕生日プレゼントは決まっている。
「本屋さんで何でも好きなものを1つ買ってあげるチケット」である。
これには意味があって、元々は主人の両親がクリスマスにやっていたカードを少し変えたもの。(クリスマスプレゼント本購入代金、5000円チケットでほしい本があった時に都度差額を引いて利用できる金券。本限定で主人はレシートに「書籍」と出る漫画を買っていたのだとか(笑))
子どもに
・自分のほしいものを選ぶ
・一つに決める
・ある条件(本屋)の中から選択する
・ほしいものを手に入れるために工夫する
・人の意見に惑わされず、自らの意思で選択をする
などのことを経験として学んでほしくてこのプレゼントにしている。
3歳のときに買ったものは
「おともだち☆ゴールド VOL.30号」
そして4歳の誕生日に選んだものは
「おともだち☆ゴールド VOL.33号」
(笑)
さて、単に同じじゃん!と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
~3歳の頃~
親「ほしいもの何にする?」
息子「車のシール!」
親「そっかぁ、こんなのは?(とシール付の図鑑を渡す)」
息子「これにする!」
親「素敵だね!あ、こんなのもあるよ!(とトミカのシールブックを渡す)」
息子「両方ほしい!」
親「両方ほしいけど、1個だけのお約束だからどっちか選んでね」
息子「う~ん、どっちもほしい!」
(しばらく同じやり取り)
息子「これにする!」
親「それ、いいね!ママはこっちも素敵かなぁと思うけど、どう?」
息子「それはいらない。(しばらく物色し・・・)あ、これにする!レスキュービートル付いてるって書いてある!」
親「それにするの・・・?こっちの方がいろいろな車載ってるよ?(本気で全力で別のものにさせたいと思ってあの手この手で交渉)」
息子「ううん。これがいいの!!!」
親「○○くんが決めたならいいよ。かっこいいね!パパにこれにします。お願いしますって伝えておいで」
息子「分かった!」
~4歳の時~
息子「僕はトミカがほしいんだ~」
親「トミカはお小遣いで買おうね。今日はプレゼントだからお小遣いで買えない値段のものを選ぼうよ」
息子「でも、トミカもっともっとほしい」
親「そうだね~。あ、これは?○○くんの好きな特殊車両が載ってるよ!」
息子「本当だ~。これがいい!」
親「カッコイイね!あ、こっちにはこんなのがあるよ!(別ののりものの写真集を渡す)」
息子「う~ん、こっちはいらない。あ、この本ほしい!(工作の付いた消防車の絵本を選ぶ)これにする」
親「これでいいのね?じゃあ、これをキープしておいて、もうちょっと見て来ようか」
息子「(しばらく眺めて)あ、この図鑑、車の中が見えるようになってる!これがいい!!!」
親「お、良いの見つけたね~!普段外からしか見えない車のおなかが見えるよ。これにする?」
息子「これにする!」
(またしばらく物色・・・)
息子「あ!!!!これがいい!トミカがある!」
本棚から最終的に買った本を見つける。
親「それが良いんだね。カッコイイね~!シールもいっぱい付いてるって。あ、でも、この値段980円だよ?さっきの車のお腹の中が見える図鑑は1900円。どっちがお小遣いで買えそう?」
息子「こっち(980円の本)。でも、こっち(980円の本)がいいの!」
親「そっかぁ~。ママは図鑑の本の方が長く使えていいかなぁって思ったけど、○○くんはそっち(980円の本)がいいのね?」
息子「うん。こっちがいい!パパに言ってくる!」
そんな紆余曲折を経て買ったのがそれぞれの本。
本当にほしい物を見つければ、譲らないのです。
誰がなんと言おうと(笑)それはもう、親が全力で止めようと諦めません(笑)
1冊買ってもらう権利があるので口達者な息子は、「お約束したでしょ?」と親に言って来ますから。
値段にして980円の誕生日プレゼントで親は助かりますが(笑)、
値段以上の価値のある時間と経験だったかなぁと思い、これからも続けたいと思います♪