なぜ学ぶのか?
「大学で勉強中です」
というと、「育児中なのに凄いね」と言われることがよくあります。
私からすると、逆に育児にとても役立っているので、育児中=勉強しないという方程式のほうが疑問??な感じも有りますが、子育てが大変という雰囲気が強いからなのかなぁとか思ったりします。
確かに子育てって大変な事も多いですが、目の前に起きる事柄に対して、常にどうしたらよいかという対策を考え、時に調べたり勉強したりして、「子どもがその行動をしている意味」が分かると、「あ、だからそうしていたんだね!」と理解ができることが良く有ります。
例えば、子どもの困った行動。
ティッシュを全部出してしまうなどがあると思いますが、モンテッソーリ教育で有名な「マリア・モンテッソーリ」博士によれば、ティッシュで遊ぶ理由には、「敏感期」だから。こどもには敏感期と行って、ある能力が発達する期間がある程度決まっていると言われています。敏感期にもいくつか種類があり、その中でもティッシュを取り出すのは「感覚の敏感期」であるから。指でつまんで出す、ティッシュの肌触りを楽しむ、目の前の状況が目で見て変わる、時に舐めたりすれば味覚を発達させるなどティッシュを出すという行動からも赤ちゃんは五感をフル稼働させています。
お母さんを困らせようとしているわけではなく、本能的に基礎能力を身に着けるための退治な行動として行っているのです。
して欲しくないことは繰り返し伝えていくこと。
学びをしていく上で、自分自身でも、一回では覚えられないことも多い。
でも、繰り返し繰り返し学習機会があれば、身に着ける事ができたり覚える事ができる。
一回言ったからできるというわけではないので、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては当然何回も言う必要があるんです。
そうして、獲得していった経験が子ども自身の力となるのだと思います。
後輩から、「給料が増えたりするわけでもないのに、どうして学ぶのか?」と聞かれたことが有ります。
「やっぱり、楽しいから。そして、タメになるから」
の一言に尽きるのかなぁと思います♪
子どもが成長していくにつれいろいろな疑問も出てきます。
「なんで○○なの?」
等の質問にも、勉強していると(放送大学だけでなく)、ある程度きちんと応えられたりして、それを子どもがちゃんと吸収していく様子を見るのは結構楽しいですし、嬉しいです(笑)
子供たちが成長していくにつれ、自分自身だけでは答えられないこと、悩むことってたくさん出てくると思います。
それに対して、常に学び続ける気持ちがあれば、いろいろな人からアドバイスをもらえたり、気付きのヒントをもらえたりして早く解決できることがあると思います。
学びは、「継続は力なり」
座っているだけでの単なる受身の学びより「学びたいという自発的な思いからの学びは身になる」と思います。
これからも